第1回 港区私立幼稚園の園児向け「親子茶道体験」レポート
幼稚園児とその保護者の方向けに親子茶道体験を行いました。
園児たちに茶道を体験して「日本文化」を感じて理解してもらおうと企画。
園児たちはこの日をずっと楽しみにしていたそうです。
畳の和室に入るなり、和室自体が新鮮なのか皆さん大喜び。自然と正座で座ってくれたので、
スムーズに開始することができました。
安全に体験を行うため、初めに和室でのお願いごとを確認してから、茶道体験へ。
まずは季節の和菓子をお出ししました。子どもは干菓子1人3つ選んで良いことにして、
1人1人どれにしようかと真剣に好きなものを楽しそうに選んでいました。
「ひとつ、ふたつ、みっつ」みんなで数えながら数のお勉強にもなりました。
保護者の方には主菓子を。銘は「山茶花」で童謡の「たき火」の歌でも出てくるように
秋から冬にかけてのお花ですよ、というお話をしました。
和菓子で季節感を楽しんでもらったところで、簡単に茶道のお点前を見てもらいました。
お点前で点てたお茶を代表者にまず飲んでもらい、同時に抹茶の飲み方をレクチャーしました。
次に園児たちに実際に自分で抹茶を点ててもらうことに。
目の前にお茶碗と茶筅が置かれると、もの珍しそうな表情で見ています。
お子様の抹茶は大人の1/3 ほどにして少なめにお出ししました。
お湯に気をつけながら、保護者の方と一緒に茶筅とお茶碗を持って一生懸命点てています。
そして、自分で点てたお茶を一緒に飲み方を確認しながら、飲んでもらいました。
全部飲み切った子もいて、お子様でも抹茶が美味しいと感じてくれたことに
お母様方の驚きと喜びの声が聞こえました。
最後に床の間の掛け軸とお花を見て、掛け軸の禅語を一緒に声を出して読みました。
礼でおしまいにして、最後に集合写真とそれぞれに写真撮影。
お子様からは、「とても楽しかった!ありがとう!」
保護者の方からは、「とても良い貴重な経験をさせてもらいました!」とのお言葉を頂きました。
早速体験した人から話を聞いて参加したい方もいらっしゃるようなので次回も実施する予定です。