今年もありがとうございました。
年末によく使う禅語「無事」「無事是貴人」
年末になると必ずこの「無事」を飾っています。
「無事」というと、「無事終わりました」、という一般的な意味がまず頭に浮かぶと思います。
ですが、禅語「無事是貴人」は、
何かを求めるということをしない、様々な物事への執着から離れて、解放された境地の人こそ貴い、という意味です。
年末のお休みのひととき、せわしなく働いたり活動していた日常から離れて、
この禅語のように、ほんの少しの時間でも何も求めず俯瞰してみるのも良いかもしれません。
今年の振り返り
今年を振り返ると、行動制限の解除とワクチンの普及により、コロナ以降初めて、継続的に対面式のお稽古が実施できるようになったことが大きい変化でした。
茶道の楽しみを極力そのまま残しつつ、感染対策をしながらお稽古をすることを心がけました。
そのお稽古の成果を披露するお茶会、
コロナ禍で様々なイベントが中止になってしまった子ども世代の方向けに、「親子茶道」
「教育現場」で日本文化体験、
ホテル・博物館とのコラボイベントなどを実施。
関わった皆様、お客様には本当に感謝しかありません。
失われた期間を経て、対面でイベントを実施することができたことで、
以前にも増して、一回一回のイベント、お稽古ができる有り難み・嬉しさ、そして
茶道が本来持つ、人々を魅了するパワーを改めて実感しました。
今後、日本も世界も徐々に開かれて、「日本文化」を体験してみたい人が増えてくるでしょう。
この数年で誰もが経験した、健康であることに加えて、【文化的な生活】がいかに必要不可欠で、
精神的栄養となり、生きる活力となるということ。
文化を体験することで「心の充足感」を得たいという方向けに
気軽に楽しく本格的に、茶道を体験できる場を提供していけたらと思っております。
今年は大変お世話になりました。誠にありがとうございました!
また来年も、よろしくお願い致します!