北京から日帰りも可能♪ 風光明媚な済南
みなさま ごきげんよろしゅうございます。
今回は、先日の中国レポートのラストになります。
北京滞在中、山東省へショートトリップに行きました!
今回訪れたのは、済南(ジーナン)。
北京南駅から、高速鉄道(中国の新幹線)で2時間。
車内も日本の新幹線みたいに、快適なので
寝たり、本を読んだりして、ゆったり安心して過ごせます。
山東省の省都・済南。
古くから文化的に栄えて歴史の古い都市で、
「泉城」と呼ばれるほど、美しい水が湧き出る泉がたくさんある!
夫が言うには、昔小学校の教科書でこの泉城について習ったらしい。
などの話を聞き、想像を膨らませていました。
①千仏山
山全体が、隋唐時代に作られた仏の彫刻などがあるお寺と
自然公園になっている。
ユーモラスで人間ぽい羅漢の像や、
美しい自然を見ながら頂上のお寺を目指す。
山の上にあるお寺からは、街全体が一望できる!お天気の良い日なら
美しい仏様の彫刻。なんと隋朝の時もの。
②趵突泉
ここは本当に北方の都市??というくらい、
南方の水郷のような美しさ。
天然の湧き出る泉と明朝の中国式の建物の組み合わせは、
私が中国で見た中でも、最も美しい風景の1つでした。
女流詩人(李清照)が住んでいたというのも納得です。
③大明湖
その名の通り、大きく開放的な湖。
蓮の花は中国の夏の風物詩。
たくさん蓮の花に囲まれて・・・
早朝に咲くので、満開の姿が見られなかったのが
残念。
蓮の花は、泥で汚れずに伸びて育つので、
君子の姿としても有名。
柳緑花紅(やなぎはみどりはなはくれない)
夏の済南は蒸し暑かったけど、
掛け軸でもおなじみの「柳緑花紅」の禅語の通り、
柳の青々とした姿と、美しく赤い花々が風景を彩っていて、
どこに行っても優雅な気持ちになれました。
この言葉は、もちろん中国から来ているのでその原風景を見られた
気がして嬉しかったです。
今回の小旅行で、また新たに中国の魅力を知りましたが、
中国は広いからまだまだ行ったことないところばかり。
茶道や日本文化のベースにあるこの土地の文化をもっと知りたいなと思います。
宗貴