上達の秘訣
みなさま ごきげんよろしゅうございます。
最近、他の茶道をしている人から、
「生徒さんの上達が早いね」と言われました。
そこで、本日は、上達の秘訣について 考えてみたいと思います^^
上達の秘訣は、ずばり「動画」です。
お稽古では、動画を撮ることをOKにしています。
「先生、自分のお点前をしているところを動画で撮っていいですか?」
と聞かれたのがきっかけです。
最初は、自分がやったことがなかったし、お茶の雰囲気(茶室ではカメラはNG)もあるので、
撮ることをOKしようか少し迷いました。
しかし、動画を撮りたいということは、
「上手になりたいという気持ちが強いということ!」
「本番じゃないし、お稽古なんだから、上手になるためなら!」
と考え、OKすることにしました。
すると、次の回では、動画をしっかり見て復習してきてくれたのか、
格段に上手になって、手順もしっかり覚えていました。
動画を見ると、
自分の表情だったり、姿勢、間(ま)、癖など、
いろんなものが、現実的に鏡のように見えてくるようです。
こちらが、細かすぎていちいち注意したら、相手がめげそうになることも、
自分でチェックして、自分で気づいて、自分で直して
もらうことによって、やる気を保ちながら改善できる、ということに
気がつきました。
それだと先生要らずになるかというと、そうでもないです。
それでもわからないところは、私が指摘したり、アドバイスをすることによって
更に良くなっています!
動画によって、生徒さんのやる気・向上につながっていることは
間違いないです。
みなさんお仕事や、家事、育児と日々充実して忙しい毎日を送っている中、
茶道のお稽古に通ってくれています。
その中で、いかに楽しく、やる気を保ちながら、茶道を続けてもらえるためには、
お稽古の中ではなく、こういう方法で学ぶことも、1つの手ではないでしょうか。
伝統的な日本文化ですが、時代に合わせて、変化させても
いいのかな、と思っています。
面倒だったり、時代に合わなかったりして、途絶えてしまうよりも、
若い人や次の世代にもっと茶道の魅力を感じてもらうために、
時代に即したやり方で、もっと気軽に触れる機会や方法、かたちがあってもいいな、と考えています。
そんな茶道のあり方をこれからも模索していきたいです。
宗貴