茶道と中国文化を知る意味
みなさま ごきげんよろしゅうございます。
中国語と中国文化をやっていて良かったなと思うことが
茶道の中でよく感じることがあります。
やきものも、抹茶も、元は中国から来て、日本に発展したものなので、
茶道と中国の関係は切っても切れないものです。
特に掛け軸の中の「禅語」。
この間もお稽古でこんなことがありました。
その日は
時季の菊にまつわる禅語
「採菊東篱下」を掛け軸に使いました。
この句は下の句があり、これがわからないと全体の情景が出て来ません。
すると中国人の生徒さんはすぐに、下の句「悠然見南山」が出てきて言えました。
素晴らしいですね。
この句は中国でも1番有名な詩だそうで、
私は茶道の中よりも、まず中国語の授業で知ったくらいです。
中国語の発音の方が、元のリズムがあるので
何だかかっこいい感じがします。
茶道を通じて、日本人も中国人も
お互いの文化と自国の文化を
知ってもらいたい。
「茶道こそ、自国の理解と他国理解が同時にできるもの」
そういう思いでこれからも茶道の魅力を
発信していきたいです。